飲食店を設計デザインしている会社が作ったお店を紹介する雑誌のデザインです。
もう15年以上前の仕事になります。ずいぶん昔の仕事ですが、かなり力が入っていて1冊まるごとデザインしたので楽しくできて、表紙のデザインは今でもよくできていると思っています。載っているのは名古屋では有名な設計デザイナーがデザインしたお店で、かなり雰囲気があってお洒落でかっこいいお店ばかりです。上の写真のページに紹介されているのは昔ながらの銭湯だった建物を改造して居酒屋にした店舗で、すごくいい雰囲気を醸し出しています。今もあるのかどうかわかりませんが、あるなら行ってみたいと思っています。当時は結局行っていないので。
私は独立する前に飲食店を設計施工する会社に身を置いていた時期があり、その時期は毎日のように飲食店へ食事をしに行っていました。毎日行っていると飽きるもので、居酒屋という業態のお店はどこも同じに思えてくるのです。だいたいお酒に合わせて食べる料理はこってりしたものばかりで、何を食べても同じ味に感じるようになってしまいました。なので今では居酒屋に飲みに行きたいともあまり思わなくなり、専ら家飲み専門となりました。外食するなら料理やお酒というよりもお店の雰囲気を味わいに行くという感覚の方か強いかもしれません。やはりデザイナーの視点からお店を見てしまうので設計デザイン、看板、メニューPOP、ディスプレー、ポスター、ユニフォーム、などに目がいきます。そういったものが統一されていて、いい雰囲気が出ていてしかもわかりやすいとお店は繁盛しているはずです。
飲食店のお仕事は好きなので飲みに行くというより仕事で関わりたいと思うのです。