ホームページやパンフレットやチラシなどの広告を作る際には、まず初めにメッセージをどうするのかということが必要になります。
メッセージというのはそのホームページやパンフレットで何を伝えるのかということです。例えば建築業の会社がホームページで集客をする場合、どんなお客さんに向けて発信するのかを明確にしなければいけません。パンフレットやチラシも同じことですが、ターゲットを決めます。例えば「お金を持っている高齢者夫婦」とか「子供が小さい若い夫婦」、「3世帯が一軒に住んでいる大家族」など、はっきりと決めます。
次に必要なのが何を伝えるのかです。つまり誰に何を伝えるのか。単純ですがこれが肝です。建築業といっても屋根の工事、外壁塗装、内装工事、新築、改築、リフォームなど、様々な業務があります。さらに木材を使っての大工仕事が得意なのか、コンクリートやモルタルなどを使った左官工事が得意なのか、設計が得意なのか、会社によって得意分野があるはずです。
メッセージは絞らなくてはいけません。何でもできます。というメッセージを発信してもあまり効果はないのです。
ホームページやパンフレットで「建築業務を何でも致します。」というメッセージと「手塗り外壁塗装専門店」というメッセージを比べた場合、どちらが効果があるでしょうか。お客さんから見た場合、やはり外壁塗装をお願いしようとした場合、外壁塗装専門店に頼みたいのが心情ですし、屋根の工事を頼む場合は屋根工事専門店に頼みたいと思います。
極端なことを言うと、外壁塗装専門のホームページ、屋根工事専門のホームページを一つの会社で両方持ってもいいわけです。
パンフレットやチラシも同じです。専門のパンフレット、チラシを制作することがより効果的です。
簡単ですが難しいです。ご自身の仕事をちゃんと見直すことをして、棚卸をしなければなかなかこのメッセージをつくることはできません。しかしこのメッセージがより明確になればピンポイントでお客さんに届きます。お客さんは自分に向けたメッセージだということがわかると目を向けます。曖昧だと見向きもしません。この違いはかなり大きいです。
そして絞って絞って絞りきることで強烈なメッセージになるのです。
さらにそのメッセージをホームページやパンフレットやチラシでより多くの人に届けることで、ビジネスの成功が見えてくるんです。