会社案内のパンフレットを制作する前に知っておきたいこと

会社案内のパンフレットは、事業の詳細や経歴などを手短にまとめた紙媒体で、様々なシチュエーションで使用することができる便利な存在です。それだけ使用頻度が高いツールとなりますから、会社の利益となるものを制作したいものです。こちらでは、会社案内のパンフレットを活用できる場と、その点を踏まえたうえで制作する際に考えておきたいことをご説明します。

会社案内のパンフレットは営業の場面だけでなく、採用や広報、展示会などでの配布など幅広い分野で活用することができます。最近ではインターネットを通じて様々な情報を発信することが可能ですが、インターネットではユーザーが関連ワードを検索しない限り、自社の情報にたどり着くことができませんし、ユーザーのネット活用頻度にも依存してしまいます。ですが、会社案内のパンフレットであれば、今まで関心を持たなかった人に手渡すことで関心を高めることができます。活用範囲が広い会社案内のパンフレットをきちんと読んでもらうためには、読みやすさを重視したり、デザインを綿密に練ったりと、制作の際に様々な工夫が必要です。

会社案内のパンフレットを制作する際には、どんなことを念頭に置いた方がよいか、制作の工程順に考えてみましょう。まず、社内で検討を始める場合ですが、企画段階で制作の目的を明確にします。新規で制作する場合以外は、新規事業を始めた、会社ロゴを変更したなど制作に至った経緯があるはずですから、それらの点を盛り込むことを意識します。さらに制作の責任者や担当者を決めます。そして、パンフレットの製作への要望を社内から募ります。この時点でデザインや掲載事項、方向性の決定に資する情報を汲み上げていきます。

社内で制作の方向性などが決定したら制作会社を選定します。選定方法は様々ですが、インターネットを使って検索すると、過去の制作例を載せたデザイン会社を多数見つけることができるので、参考にできるでしょう。その際に考慮したいのが制作会社の専門性です。会社によっては特定の業界のものを多く手掛けている場合があります。そのような会社であれば、ユーザーによりわかりやすい形で記載内容を提案してくれるなど、かゆいところに手が届くきめ細やかな対応や制作を期待できますが、この点は制作会社との打ち合わせ時に明らかになってくることでしょう。また、価格は各制作会社により大きく異なる場合がありますので、見積を複数社に依頼するのが最善です。

会社案内のパンフレットは、自社への関心を持ってもらう最初のきっかけづくりとして有用なツールです。営業や採用の現場、広報など広範囲に影響が及ぶため、制作には会社内外の様々な人の協力が必要です。さらには制作を依頼する会社の選定にも大きく依存します。ですので、制作担当者の調査の量や質、コミュニケーションを欠かさない態度が成功のカギとなると言えるでしょう。