三重県四日市の引っ越し屋さんからのご依頼で、
チラシのデザインをさせていただきました。
24時間対応が売りの引越し業社さんで
深夜でも引っ越しを請け負っているということで
テレビの取材を受けて話題になりました。
キャラクターは、社名の「トランスマイル」から
虎のキャラクターに決めました。
今年の干支でもありますし私も寅年なので
やりがいがありました。
大手の引越し業者さんも動物のキャラクターを使っていますが
虎のキャラクターはいなかったので差別化できると思いました。
女性ウケを狙いたいということで少しディフォルメしてかわいらしくしました。
お店の看板にも使っていただいて、気に入っていただきました。
チラシの方は、できるだけシンプルにして何のチラシなのかが一目でわかるように
引っ越し&リサイクルの文字を最大限に大きく配置しました。
キャラクターもできるだけ大きくして可愛らしさを強調して
ほかの引越し業者さんとの差別化を図りました。
チラシは、まず手に取ってもらって、
中身を読んでもらわなければ意味がありません。
ほぼ90%以上のチラシは読まずに捨てられてしまいます。
そうならないような工夫が必要です。
そしてチラシの配り方にもコツがあります。
簡単に言ってしまうと「広く浅くより、狭く濃く」です。
例えば、1万枚のチラシを配る場合、
自社を中心として半径5km圏内に1回配るよりは、
半径1km圏内に5回配る方が反応が出ます。
チラシを1回見ただけではすぐに忘れてしまいます。
2回、3回見るとなんとなく記憶に残ります。
チラシ配布3回目以降でやっと反応が出始めるという統計もあります。
ですので、狭い地域でできるだけ回数を増やして配布する方がいいわけです。
小さな会社がチラシにコストをかけられない場合
新聞折り込みやポスティングを外注で頼むより、
自分で手配りやポスティングして経費を抑えるといいと思いますが
意外とそうやって自分で手間をかけるということをしない方が多い印象です。
自分で配ると、ターゲットにピンポイントでポスティングできるので
業者に頼むよりチラシの反響率は高くなるんです。
さらに自宅のインターフォンを押して
「引越し屋です。近所ですので何かあったらよろしくお願いします。」
と言って、直接営業ができると印象に残り覚えてもらえます。
こういった事は大手の会社はあまりやりません。
小さな会社はこういった接近戦で勝負しましょう。